１．概要
本資料は、異常気象・気象災害報告実施官署から1998年に報告された異常気象・気象
災 害データを収録したものです。
通年番号は、通常１、２……となっています。
２．担当区域と報告を行う官署
+-------------+---------------+
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|担当区域 |報告を行う官署 |
| | |
+-------------+---------------+
宗谷支庁 稚内
上川支庁 旭川
留萌支庁 留萌
石狩支庁 札幌
空知支庁 岩見沢
後志支庁 倶知安
網走支庁 網走
根室支庁 根室
釧路支庁 釧路
十勝支庁 帯広
胆振支庁 室蘭
日高支庁 浦河
渡島支庁 函館
桧山支庁 江差
青森県 青森
秋田県 秋田
岩手県 盛岡
宮城県 仙台
山形県 山形
福島県 福島
茨城県 水戸
栃木県 宇都宮
群馬県 前橋
埼玉県 熊谷
東京都 東京
千葉県 銚子
神奈川県 横浜
長野県 長野
山梨県 甲府
静岡県 静岡
愛知県 名古屋
岐阜県 岐阜
三重県 津
新潟県 新潟
富山県 富山
石川県 金沢
福井県 福井
滋賀県 彦根
京都府 京都
大阪府 大阪
兵庫県 神戸
奈良県 奈良
和歌山県 和歌山
岡山県 岡山
広島県 広島
島根県 松江
鳥取県 鳥取
徳島県 徳島
香川県 高松
愛媛県 松山
高知県 高知
山口県 下関
福岡県 福岡
大分県 大分
長崎県 長崎
佐賀県 佐賀
熊本県 熊本
宮崎県 宮崎
鹿児島県 鹿児島
沖縄県 沖縄
宮古支庁 宮古島
八重山支庁 石垣島
３．異常気象名
+-----------+---------------------+
|区分 |異常気象名 |
+-----------+---------------------+
風 強風
竜巻
雨 大雨
強雨
長雨
少雨（長期）
雪 大雪
融雪
雪崩
着雪
降雪または積雪
気温 低温
高温
湿度・日照 乾燥
多照
寡照
大気現象 雷
ひょう（あられ）
霜
濃霧
海象 波浪
高潮
４．気象災害
+-----------+---------------------+
|区分 |気象災害名 |
+-----------+---------------------+
災害なし
風害 強風害
塩風害
乾風害
竜巻害
その他
雨害 洪水害
浸水害
たん水害
山がけ崩れ害
土石流害
がけ崩れ害（旧）
地すべり害
強雨害
長雨害
干害
その他
雪害 積雪害
雪圧害
雪崩害
着雪害
その他
気温異常害 凍結害
凍上害
植物凍結害
冷害
暖冬害
酷暑害
その他
湿度・日照 乾燥害
異常害 その他
大気現象 落雷害
異常害 ひょう（あられ）害
凍霜害
陸上視程不良害
大気汚染害
その他
海象 沿岸波浪害
海上波浪害
浸水害（海水）
塩水害
海氷害
船体着氷害
海上視程不良害
赤潮害
水温異常害
副振動害
山岳遭難（旧）
その他（水象害）（旧）
該当なし
５．規模
+-----------------------+
|規模 |
+------------------------
府県区内全域
府県区内の大部分
府県区内の1/2程度
府県区内の1/3〜1/4程度
局部地域
６．地域指定
+----------------+
|地形からみた位置|
+----------------+
内陸部
沿岸部
平野部
山沿い
山岳部
半島
島しょ
都市
海上
７．総観気象的状況
+-------+-------------------+
|区分 |総観気象的状況名 |
+-------+-------------------+
低気圧 台風
熱低（台風以外）
南岸低気圧
日本海低気圧
二つ玉低気圧
気圧の谷
局地性じょう乱
東シナ海低気圧
オホーツク海低気圧
その他（低気圧）
前線 温暖前線
寒冷前線
閉塞前線
停滞前線
前線帯
不安定線
その他（前線）
高気圧 移動性高気圧
中緯度高気圧
太平洋高気圧
大陸高気圧
オホーツク海高気圧
高圧帯
その他（高気圧）
その他 季節風
大循環異常
雷雨（熱雷）
雷雨（熱雷を除く）
地形効果
寒気の移流
暖気の移流
湿舌
その他
不明
８．異常気象値
+-------+-------------------+------+
|区分 |異常気象値名 |単位 |
+-------+-------------------+------+
気圧 最低海面気圧 0.1hPa
風 最大風速 0.1m/s
最大瞬間風速 0.1m/s
雨 期間降水量 0.1mm
最大日降水量 0.1mm
最大24時間降水量 0.1mm
最大1時間降水量 0.1mm
最大10分間降水量 0.1mm
降水継続日数 日
無降水継続日数 日
月降水量 0.1mm
雪 降雪の深さ21時 cm
最深積雪 cm
降雪の深さ09時 cm
09〜09時積雪の差 cm
気温 日平均気温 0.1℃
日最高気温 0.1℃
日最低気温 0.1℃
期間平均気温 0.1℃
月平均気温 0.1℃
湿度 最小相対湿度 ％
実効湿度 ％
日照 月間日照時間 0.1h
期間日照時間 0.1h
波 最高潮位 cm
最大偏差 cm
最大風浪階級 cm
最大波高 cm
有義波高 cm
その他 視程 ｍ
沿岸水温の期間平均 0.1℃
９．被害項目
+-------+---------------------------+
|区分 |被害項目名 |
+-------+---------------------------+
人 死者・行方不明（人）
負傷者（人）
被災者（人）
住家 全壊（焼）・流失（棟）
半壊（焼）・破損（棟）
住家被害（浸水）（旧）
床下浸水（棟）
床上浸水（棟）
住家被害（浸水）（旧）
耕地 流失・埋没（ha）
冠水（ha）
耕地被害（旧）
土木 道路損壊（か所）
橋の流失（か所）
鉄軌道被害（か所）
山がけ崩れ（か所）
堤防決壊（か所）
道路・橋・鉄軌道被害（旧）
その他 通信施設被害（回線）
木材流失（ｍ３）
山林焼失（ha）
船舶被害（隻）
産業 農業被害（ha）
農業被害（か所）
農業被害（万円）
水産業被害（隻）
水産業被害（か所）
水産業被害（万円）
林業被害（ｍ３）
林業被害（ha）
林業被害（か所）
林業被害（万円）
交通障害
電力・水道障害
１０．交通障害
+-----+-----------+
|区分 |交通障害名 |
+-----+-----------+
陸上 運休
一時不通
遅延
その他
海上 欠航
一時不通
遅延
その他
航空 欠航
遅延
その他
１１．電力水道障害
+-----+-----------
|区分 |電力障害名
+-----+-----------
電力 鉄塔破損
送電線切断
停電
その他
水道 水道管破裂
その他
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参考事項
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異常気象・気象災害報告
異常気象・気象災害報告は、気象や水象等により著しい災害が起こったとき、また
は、竜巻やひょうなど、その発現がまれな現象が起こったとき等に、都道府県（北海
道と沖縄では支庁）単位で報告されるものです。異常気象は、出現度数の少ない現象、
すなわち珍しい現象が発生した場合を指し、例えば異常潮、しんきろう、竜巻などが
ある。気象災害は、気象がその災害の発生及び拡大の主な要因となっているものをい
います。
気象災害の分類
異常気象・気象災害調査指針から、気象災害について概括的にまとめました。
強風害：竜巻以外の暴風や突風によって、人や建物、農作物に発生する災害
塩風害：塩分を含む強風による植物の枯死や損傷、送電線の短絡などの災害
乾風害：乾燥した強風により植物が損傷を受ける災害、水稲の白穂など
竜巻害：竜巻による災害
洪水害：河川の増水や堤防の決壊などにより発生する災害
浸水害：大雨や融雪により、農地や市街地が浸水災害
たん水害：洪水や浸水のあと浸水状態が長期間続いた時に農作物等に発生する災害
山・がけ崩れ害：山崩れ＝大雨、融雪によって山地の斜面の岩石や土壌の一部が崩落す
る災害
がけ崩れ＝宅地造成斜面の崩落など人工堆積物等が崩落する災害
土石流害：川床の土砂等の流出、または斜面の土砂と水分が流出することによる災害
地すべり害：斜面を構成している岩石や土壌が緩慢に崩落する災害
強雨害：雨の衝撃や地表を流れる雨水により表層土壌の流失や損失が発生する災害
長雨害：長雨や日照不足により農作物が損傷を受ける災害
干 害：長期間にわたり降水量の不足にる産業や生活上の災害
積雪害：積雪によって線路や道路が埋没する交通の災害
雪圧害：建物や樹木が雪圧によって損壊する災害
雪崩害：新雪表層雪崩による災害
着雪害：電線等に降雪が付着すること、農作物が雪に埋まることによる災害
凍結害：冬季の低温による水道の凍結や給水管の破損などの給水停止障害
凍上害：冬季の低温により雪のない地方では凍結のため耕地や地面が破損する災害
植物凍結害：凍結による植物の細胞組織の成長機能障害
冷 害：暖候期の低温による農作物の成長機能障害
暖冬害：冬季の異常な高温による農作物や水産物の生育障害
酷暑害：夏季の高温による熱死、熱射病などの人的被害、農作物、水産物の被害
乾燥害：相対湿度が著しく低下した状態による火災などの災害
落雷害：落雷による人体や建物、電力施設での停電、火災等の被害
ひょう（あられ）害：ひょう粒による家屋、農業施設、農作物などの災害
凍霜害：春や秋に降霜や低温による農作物等の成長機能障害
陸上視程不良害：霧や雨、風塵や煙霧などに伴う視程不良による交通障害
大気汚染害：大気中の汚染物による人体や動物などへの災害
沿岸波浪害：高波による人や港湾施設、護岸施設の破壊や沿岸の水産物などの流失被害
海上波浪害：高波による船舶の破損、沈没等の海難や定期船の交通障害
浸水害（海水）：波浪や高潮により建物、道路に海水が浸水する災害
塩水害：河川下流部の満水時に海水が灌漑水路まで進入し農作物に及ぼす災害
海氷害：海氷による海産物や漁業・港湾施設の破損や船舶の欠航などの災害
船体着氷害：着氷による船舶の遭難等の災害
海上視程不良害：海霧、雨などによる視程不良による船舶の衝突、座礁などの海難
赤潮害：赤潮による水産物の災害
水温異常害：水温の異常高・低温による水産物の成長障害などの災害
副振動害：港湾等の副振動による災害
以 上